病院案内
HOSPITAL INFORMATION




当院の特徴
Hospitality/Policy
皆様が病院においでになられてから帰られた後まで、そのすべての時間において飼い主様、動物達の不安や痛みを少しでも感じないですむようにと願い、 スタッフ一同、チーム医療をベースに きめ細やかな心をこめた対応を心がけています。
皆様を優しく包み込むことができる、そんな人間、チーム、病院でありたいと考えています。
院長のご挨拶
-
さくら動物病院 名誉院長
鈴木 真樹
Masaki Suzuki
岐阜大学 農学部獣医学科卒
-
さくら動物病院 名誉院長
福留 孝
Takashi Fukudome
岐阜大学 農学部獣医学科卒
「家庭医」という考え方(人医において)
「なんとなく体調が悪いけど、誰に相談すればいいの?」
「この症状は何科を受診したらいいのだろう?」
皆さんはこのように悩んだり不安になったことはないでしょうか。
こんなときに皆様の身近に存在し、先ず最初に的確な診察/治療を施す医者、それが家庭医です。
内科・小児科の病気を中心に、外科や整形外科、皮膚科、耳鼻科、精神科などの
一般的な病気に広く対応できる最新の医療知識や技術を持ち、自分で治療できる範囲を的確に判断した上で、
専門医の力が必要な場合は専門病院にも速やかに紹介する医者。
どんな患者も専門外とせず、妊婦さんから新生児、高齢者から看取りまで患者さんの年齢・性別に関係なく、先ず診る・誰でも診るのが家庭医です。
欧米では既に専門医として制度化されています。日本においても家庭医の制度化と養成が今、急がれています。 「広く浅く」ではなく「広く深く」様々な科目の知識と技術を持ち合わせていること、それが家庭医には要求されています 獣医療においても近年の高度医療化は目覚ましいものがあり、地域の各種設備を備えたセンター病院はもちろん、個々の病院においても、専門性をうたった病院が増えてきています。 このことは皆様にとって、治療と診断の機会を増やすこととなり、とても有益なことだと考えます。 私たちも、血液透析や超音波診断装置をはじめ様々な設備機器、知識と技術など、高度医療・先進医療の充実を大切な使命と考え準備しています。
しかしながら、人医療であろうと獣医療であろうと診療の最初から高度医療や専門的な医療が必要になることはあり得ません。
先ず始めに、一般診療の現場において正しい治療の方向性が見極められるべきであり、その上で本当に必要だと判断されたときにはじめて先進的な医療は重要で不可欠なものとなります
私たちがもっとも大切にしていること それは優れた【動物の家庭医】であること
私たちが向き合う患者/動物たちは言葉で表現することができません。
だからこそ、わたしたちには彼らの訴えを汲み取る能力が必要となります。
「どこが」「どのように」なって「どう感じているのか」を、彼らの態度、表情を観察し、触れて、聴いて、感じ取り、それがどんな病気なのか、何が必要なのかを見つけ出していかなくてはいけません。
まさに、わたしたちは動物たちの家庭医として臨床の現場に存在するべきだと考えます。
すべての感覚を研ぎすましてまず診察させていただきます。
どんな科目、どんな状態でも先ずじっくりお話を伺い、診察いたします。
そのため、特に最初の診察の時には少々お時間をいただくことになるかもしれません。
広い視野と深い知識そして先を読む眼をもって、ご家族の皆様とともに治療に取り組むよう努力します。
その上で初めて本当に必要だと思われる検査や治療を提案いたします。
優れた家庭医療を施すことのできる病院をめざして
スタッフ全員がこの思いを持って皆様と動物たちに接します。
どうぞ、ご理解をお願いします。
診察理念
私たちは信頼と安心に基づいた獣医療を通し当院に関わるすべての 人・動物の幸せを目指すことを大切な使命といたします。
院内設備
-
電子カルテシステム
コンピューターにより大切なカルテを強固なセキュリティ下で集中管理しています。 血液検査結果、超音波、レントゲン、顕微鏡画像、病理組織所見なども電子カルテに取り込み記録し、 スタッフ全員が情報を共有することによりより良い治療を目指しています。
-
超音波診断装置(TOHIBAAplio400)
一般画像やカラードップラーに加え、3D画像の構築も可能なっています。 また、肝臓などの悪性腫瘍病変を体に負担をかけることなく確認可能な超音波造影が行えます。
-
デジタルレントゲン装置(TOHIBAVPX-500B)
拡大機能など様々なデジタル画像処理の効果により、診断能の高いX線画像が得られ、なおかつ被爆X線量を低減しています
-
内視鏡システム
一般的な消化管用内視鏡に加え、尿道・気管支鏡として直径2.8mmの軟性鏡を用意しました。 また硬性鏡も重要なツールとして使用します。
-
超音波スケーラー(NSK VARIOS 970)
歯石除去のために用いる超音波スケーラーです。歯の表面だけでなく、歯根の汚れもとる事が可能です。
-
歯面研磨用ハンドピース(NSK TASKAL)
歯石除去後の研磨に用います。研磨により今後の歯石がつきにくくなります。
-
高周波電気メス
生体に対して侵襲が少なく、確実な止血を施しながら手術時間の短縮が可能となります。
-
アルゴンレーザーメス
メスとしての用途のほか、広範囲の微小管からの出血に対し照射して対応します。組織へのダメージは極少です。
-
半導体レーザーメス
アルゴンとは異なるレーザーを出力し、毛根の処理や切らない肛門嚢手術など、より細部の手術処置に使用しています。
-
生体情報モニター1
2タイプを装備し、2台の手術台とあわせて2つの手術が同時に進行可能です。 こちらのタイプは血管内での血圧測定が可能です。
-
生体情報モニター2
麻酔をより安全に行うために、心電図、血圧(観血的・非観血的)、体温、麻酔濃度、SPO2、CO2などをモニターします。
-
血液生化学検査装置
生化学検査機は3台用意し、少しでも待ち時間を短縮することにつとめています。
-
血液ガス分析装置
血液中の血液ガス、電解質だけでなく、透析液の電解質も測定することが可能です。
-
血液凝固分析装置
一般術前や緊急あるいは重症疾患の時の早急な出血傾向の判定が可能となります。
-
ポータブルスリットランプ
眼の詳しい検査に用います。 角膜、結膜、水晶体などの異常や、眼にできた小さな傷なども見つける事ができます。
-
眼底カメラ(クリアビュー)
網膜や視神経を診る眼底の検査の際に、眼底の状態を画像で残すことが可能になります。 画像を残すことで、飼い主様に、よりわかりやすい説明が可能です。
-
眼圧計(トノペン)
眼圧を測定する際に用います。眼圧の測定により、眼球の炎症や緑内障の診断が可能です。
-
電気鍼治療器
金属鍼の効果を高めるために使用します。
-
ICU
呼吸器、循環器疾患の場合はもちろん、術後のより安全な覚醒のために使用されます。
-
超小型自動分割分包機(RenoCPX-Ⅲ)
薬を分包する機械です。分包機も2台用意することで、少しでも待ち時間を短縮することにつとめています。
-
血管シーリングシステム / 電気メス
「血管シーリングシステム」は特殊な止血用電気メスで、血管をシールすることで止血や切断をする装置で、体内に残す縫合糸を減らすことができます。
また、「電気メス」は生体組織に影響を与えることが少なく、どちらも安全・確実に止血、手術時間の短縮ができます。
